ARIMについて
事業の説明
広島大学ナノデバイス研究所では、2002年から文部科学省ナノテクノロジー総合支援プロジェクトに参画し、それ以来20年全国をカバーする設備共用事業の中核機関として、全国の研究者・技術者が利用可能なスーパークリーンルーム設備・半導体デバイス試作ラインを運用し、研究開発支援を行ってきました。これを発展する形で2021年度に文部科学省の「マテリアル先端リサーチインフラ」に採択され、全国25研究機関と共に新しい体制のもと全国共用設備・装置事業を推進しています。
本研究所での共用設備・装置事業:
2002年度- 2006年度 文部科学省ナノテクノロジー総合支援プロジェクト
2007年度- 2011年度 文部科学省ナノテクノロジーネットワーク事業
2012年度- 2021年度 文部科学省ナノテクノロジープラットフォーム事業
2021年度- 2030年度 文部科学省ARIMマテリアル先端リサーチインフラ事業
これまでの半導体集積回路試作やマイクロ流路デバイス試作支援に加え、特にSiCやGaNなどのワイドバンドギャップ半導体、高性能太陽電池など、エネルギー変換マテリアル・デバイスにフォーカスした研究開発・支援を行い、同時にデータの蓄積・構造化を行います。ARIMマテリアル先端リサーチインフラ事業では今回新たに7つの重要技術領域が設定され、広島大学は「革新的なエネルギー変換を可能とするマテリアル」領域を、東京大学、 JAEA日本原子力研究開発機構と担い、 従来のナノテクノロジープラットフォームの機能に加え、 データ駆動型の研究開発全国規模で推進しています。
本研究所では研究所での研究成果をより速く社会に活かすとともに、先端的な設備・装置の利用による研究推進・研究支援を行う機会として、共同研究の仕組みである共同利用・共同研究拠点(文部科学大臣認定「生体医歯工学共同研究拠点」)、共用設備・装置事業であるARIMマテリアル先端リサーチインフラ事業を推進しています。研究所ユーザには研究プロジェクトごとに適切な仕組みをご利用頂いております。このような機会を通して、よりイノベーション創出に貢献します。
文部科学省ARIMマテリアル先端リサーチインフラ
広島大学代表者
黒木伸一郎
ARIMプロジェクト支援室について
広島大学ARIMプロジェクト支援室は、文部科学省マテリアル先端リサーチインフラ事業における重要技術領域の一つである「革新的なエネルギー変換を可能とするマテリアル」領域にて、東京大学・広島大学・原子力機構が構築する5拠点による環境問題などの課題に取り組んでいます。
半導体集積回路試作やマイクロ流路デバイス試作、ワイドバンドギャップ半導体、高性能太陽電池など高効率・高機能なエネルギー材料開発の支援に加え、データの蓄積や構造化によるデータ活用型プロジェクトに取り組んでいます。
メンバー
教授 | 黒木 伸一郎(代表者) |
特任准教授 | 田部井 哲夫 |
教育研究推進員 | 山田 真司(窓口) |
教育研究推進員 | 岡田 和志 |
研究員 | 水野 恭司 |
研究員 | 坂本 弘樹(データ対応) |
教育研究補助職員 | 樋原 純子 |